続きを読む  旅行記MENU  TOP-PAGE

 【くいだおれ、Kings Palace Cafe〜ショッピングモール】

公民権運動資料館を後に、


外に出るとモハメッドが待っててくれてる♪
今日は昼間のビール・ストリートも観る予定だったので送ってもらう。
車内でモハメッドの家族の話、奥さんと男の子が2人、
2人の子供には空手を習わせているという。
当然、空手をやっているのか聞かれるが、残念ながら柔道出身です(^。^)
モハメッド自身は大のサッカー好き、
日韓同時開催のワールドカップの時の話も聞かれる、
ちょうど、その時はDST開店の直前♪
引っ越しで高円寺を行ったり来たりしていた頃、
街にはジャパンカラーの青い服を着たオニーサン、オネーサンがいっぱい(^−^)
モハメッドのいるサッカーチームのユニホームも青らしい。
ここで、日本から持ってきたDSTの写真を見せる。
バースデーの写真や常連のみんな、店内の様子等、
DJブース奥のボブ・マーリーのフラッグに好反応♪


※DSTのDJブース

ソウルは知らなくてもボブは知ってるみたい!(^^)!
いつも店ではラストに「One Love」がかかると言うと、
「いい店だ♪」
そんな話をしている内にビール・ストリートに到着。
外は夕立級の大雨、しかも寒いっ(ToT)
朝から何も食べていないのでハラペコ(+_+)
とりあえずは何か食べよう♪
入ったのは「Kings Palace Cafe」貸し切り(笑)



 

 

 

 


夜にはジャズのライブもやっているというだけあってオトナの雰囲気♪
広い店内はフード・スペースとライブ用の席に別れていて
フード・スペースの方が大きいテーブルになっている。
ライブは夜から、昼間はCDでジャズのBGMを流している。

さて、何を頼もう、オススメを聞いてみると、
ガンボ、BBQ、チキンサンド、とのこと。
メニューに写真が載っているが、大きさが判らない…
「昨日の夜から何も食べてないから、けっこう腹へってるんだけど…」
「じゃあプレートでオーダーすればいい」
「うん、じゃあそうする」
昨夜はチキンを2種類だったので、ガンボとBBQをオーダー♪
「ホントに?」
「1人では食べ切れない?」
「腹減ってるって言うのなら多分大丈夫(笑)」
あっ、デカいんだ…でも1度言ってしまったからやっぱりヤメとは言いたくない。
「じゃあそれで♪」

オーダーが出て来るまで店内を観察、スタッフは歌いながら仕事。
日本ではまず見かけない光景、楽しそうでイイ感じ(^^)
入口の壁には沢山の表彰状が、BBQのコンテストで何度も優勝しているみたい♪



一体どんなのが出てくるのかメチャ楽しみ♪

ほんの10分位で料理が運ばれてくる…
って、イヤ、無理〜!!デカすぎるって〜!(笑)



テーブルにど〜んと並んだ2枚の皿…確かに腹へってるって言ったケド…
「Enjoy〜♪」
エンジョ〜イじゃねえだろ、チャレ〜ンジだろ(笑)
若干ハメられた感もあるが、ここでサムライ魂に火が付く。
日本男児たる者、ここで負けるわけにはいかない!(^^)!

まずは1皿目、ガンボはタイカレーに似た味、コショウが効いていてスパイシー、
タイカレーのようにサラサラのスープではなく、
とろみの付いた日本のカレーみたいな固さ、
野菜は具ではなく、味を出すために細かくミキサーにかけたような感じ。
米はカリフォルニア米?細長いヤツ、お勧めだけあって絶品♪
マッシュポテトにチーズ&チキンが乗っていて、マヨネーズベースのソースがたっぷり。
クラブケーキは日本でいうとカニコロッケ、タルタルソースが乗っている。
ごはんモノのメニューなのだが、アメリカで米は野菜扱い、
皿の横にはフランスパンが…1皿にコメ、イモ、パンって…

1皿完食♪美味しかったぁ〜、御馳走様でしたぁ〜
…って、これで半分…(>_<) 1皿で充分じゃぁ〜!!
皿を下げに来たボーイさんが一言
「エンジョ〜イ?(笑)」
うん、確かにウマかった、堪能した、だがここからは勝負!
「Tryin’」

ここからが本番、メンフィス名物BBQ食わんでどうする!
完全に戦闘モードに入り2皿目、BBQはリブが2種類、
アバラの周りの骨付き肉と肩の肉。
いわゆる日本の串に刺したバーベキューではなく、
肉をオープングリルで焼き上げたもの。
BBQソースはケチャップベース、味は超濃い目。
これにもポテトとフランスパンが付いてくる。
リブ肉は臭みもなく美味、ソースの味が濃いので
肉→ポテト→コールスローサラダ→肉→サラダ→パン
みたいに順番に食べて丁度いい味加減。
どれも美味なのだが、2皿目になると、パン、ポテトが胃を圧迫
ベルトを緩めても苦しい(>_<)
なんとか完食♪
皿を下げに来たボーイさんも
「ホントに全部食ったのか!すげーな」
って、やっぱり食えないって思ってたのかぁ〜!!
でも、もう動けません…20分テーブルで固まる(◎o◎)
それにしても、これだけ食べて$25.02-安すぎる♪
まだメンフィスの値段の感覚がつかめないなぁ…

さて、次にどこへ行こうかと考えていたが、
外は大雨、日本から持ってきた折り畳み傘では役に立たない、
さっきの公民権運動資料館のお土産も手下げ袋だから歩くにはジャマ、
そこで傘とバックを買う事に、ビールストリートには
土産物屋も沢山あるが、のぞいてみても適当な物が見つからない…
ここは誰かに聞こう♪
そうだ、さっきの店のお兄さんに聞いてみよう♪
Kings Palace Cafeに戻りバッグと傘を捜してる事を伝えると
教えてもらったのが、6ブロック先にある「Wallgreens」というお店。
歩いて行ける距離らしいので早速行ってみる。ありがとー(^^)

ビジネス街を歩くこと数分、あった、Wallgreensの看板♪
中に入ってみると、大型のスーパー、日本でいうと西友みたいなカンジ。
生活雑貨から土産物まで幅広く並んでいる。
中を1周してもバッグも傘も見つけられず、店員さんに聞いてみると
「手さげのショッピングバッグならあるけど、傘は置いてないわねぇ」とのこと…
傘ってそんなに必要じゃないの?
そういえば、歩いている人達も傘持たない人が多い気がする…
どちらも手に入らないとなれば、仕方がないので店を出る。

さて、困った、傘とバッグ、簡単に手に入ると思ったのに…
ビール・ストリートに戻って入口にある「Blues City Cafe」に入る。
丁度、昼時で店内はサラリーマンと観光客がいっぱい。
店員さんはフロアが白人、キッチン内が黒人…これは住み分けなの??
おなかイッパイなのでドリンクだけの注文、
さて、どうしよう…ガイドブックには郊外にショッピングセンターが
あると書いてあったけど、かなり遠いらしい。
そうだ、モハメッドに聞こう!電話だ!
「もしもし、カズだけど判る?助けてほしいんだけど、今仕事中だよね?」
「問題ない、どうした?」
「傘と背負えるバッグが欲しいだけどWallgreensに行って見つからなかった」
「オーケー、わかった。今どこにいる?」
Blues City Cafe判る?」
「オーケーすぐ行くから待ってろ、近くのショッピングモールに連れていく」
「ありがとー、待ってるー♪」



待つこと20分、店の外にモハメッドの車が到着♪
「仕事中だったよね、大丈夫だった?」
「問題ない、家で家族と食事中だった」
「ごめ〜ん、そっちの方が申し訳ない…」
「俺も初めて行った国では色んな人に助けてもらった」
「だって、バッグと傘だよ…」
「でも困ってたんだろ?」
「そうだけど…ありがとー(ToT)」
「大きいモールはかなり遠いから、バッグと傘が買える近くの小さいモールに連れて行く」
「ありがと〜」
イーストメンフィス方面に向かい10分位、きれいな町並みの中に
巨大駐車場が、奥には巨大ショッピングセンターが、
大きさは1階建てで都心のデパート2個分位!
「これ小さいモール?」
「郊外のモールはこの倍以上ある」
「すごいね、何でもありそう〜」
「ここはよく買い物するから一緒に行ってやる」
「ホントに?ありがと〜」
「ところで、メーター回してなかったけど幾ら?」
「ノー、ノー、今はビジネスじゃないから金はいらない」
「ホントに?昨日会ったばかりの外国人なのに、何でそんなに親切なの?」
「おまえはいい人間だ」
もはや、フレンドリーをはるかに超えている…
こんなに親切にしてもらって、こっちが出来ることは何だろう?
正月ののんびりな家族の団らんの時間にバッグと傘の買い物の為だけに
わざわざ付き合ってくれて、しかも商売抜きで…
正月…そうだ、お年玉だ!
現金を渡すのはいやらしいから、何かプレゼントを買おう♪
中に入ると衣料系のお店がぎっしり、1階と地下の2階建て。
これは中を知らないと迷子になるなぁ(>_<)
モハメッドの案内のおかげで傘もバッグもすぐにゲット。
それにしても何でも安い、バッグを買ったナイキ・ショップでも
日本で1万以上するバスケット・シューズが約半額!
バッグと傘も合計で40ドル位だったし、ホントに安い。
さて、次はモハメッドの家族に何か買おう♪
でもそれをどうやって伝えればいいんだろう…
「モハメッド〜、聞いて、親切にしてくれて本当にありがとう」
「お礼にこれを受け取ってほしいんだけど」
「日本で買ったアナログ・扇風機で(扇子)って言うんだけど」
「モハメッドと奥さんの2人分」
「ホントに? ビューティフル! こちらこそありがとう」
「あと、子供達にも何かプレゼントしたいんだけど」
「これで十分だ」
「日本の文化でオトシダマっていうのがあってね、
ニューイヤーのお祝いに子供にお金や贈り物をする習慣があるんだぁ」
「本当は家族や身近な子供に贈るものだけど、アメリカでは
モハメッドが1番近い人になったからね♪」
「そうか、わかった、ありがとう」
「オモチャとかは喜ぶかなぁ」
「あぁ、喜ぶよ」
「じゃぁ、オモチャ売り場に行こう!」
モールの奥の方にオモチャ売り場があり、中を散策、

   

でも子供のオモチャって選ぶの難しい…
5歳と7歳ってなにがいいんだろう…?
するとモハメッドが「これだ!」
モハメッドが選んだのはアルファベットのタイピングのオモチャ。
教育パパだ(笑)
子供にはTVゲームはやらせないらしい。
大丈夫だよ、モハメッドの子供ならいい子に育つよ♪
モールの出口で音楽の話に、
「モハメッドは子供にどんな音楽を聞かせるの?」
「何でも聴いてるよ、ヒップ・ホップも聴いている」
「ヒップ・ホップは禁止しないんだ」
「暴力的な歌詞もあるが、あれも現実だ」
「そっか、ボブは?」
「バッファロー・ソルジャーは俺も好きだ♪」
「?buffalo soldier in the heart of america,Stolen from africa, brought to america〜♪」
駐車場で2人で大合唱(笑)周りもみんな見てる(^_^;)
帰りの車の中でお礼を言わせるとモハメッド、
電話で2人の子供とちょっとだけお話。
因みにメンフィスでは携帯で話しながらの運転もオーケーみたい、
まぁ、パトカーとすれ違うことが1度もなかったけど(笑)
元いたビール・ストリートまで送ってもらう。
降りる前に大事な話、頼むのはモハメッド以外には考えられない!
「明日も仕事してる?」
「ああ、どこにでも連れて行くぞ」
「あしたは特別な用事があって、ちょっと遠くまで行きたいんだけど行ってくれる?」
「墓地に行きたいって言ってたな」
「5人の墓に行きたくて、墓地は3か所、住所は判ってるんだけど」
「あと近くにWDIAってラジオ局があるからそこも通れる?」
住所を書いたメモを渡す。
「オーケー、問題ない、場所は調べておく」
「ありがとー、あと、行く前に花屋に寄りたいんだけど」
「わかった、問題ない、何時に行く?」
「じゃあ、今朝と同じ9時でいい?」
「オーケー、STAXミュージアムはどうする?」
「墓参りの後に連れて行ってほしいんだけど」
「オーケー、(住所を見て)距離は離れているけど、同じ方向だ」
「9時にホテルの前で待ってる」
「ありがとー、あと、今日は色々助けてくれてありがとう」
「こちらこそ、プレゼントまでありがとう」
「どういたしまして、子供達喜ぶといいね」
「これからすぐに帰って子供達に見せる」
「ゆっくり休んでね、じゃあ明日9時に♪」
「カズ、時間は気にしないでいいから困った時は何時でも電話しろ」
「ありがとー、ホントにありがとー(ToT)」



続きを読む      旅行記メニュー    トップページ